やすひさ内科クリニック
2007年4,5月の健康情報
〜『過敏性腸症候群ってどんな病気?』〜

 

一気に春、桜も満開の今日この頃です。 先日、皇居そば、千鳥がふちの桜を観てきました。素晴らしい桜を堪能しました。朝、7時前に到着しましたので人もあまりおらず、静かなお花見でした。それにしても朝は寒く、日中は Tシャツで充分。。。季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもあります。朝晩は冷え込む日もありますので 上着を忘れずに!

                       院長 安久  昌吾 やすひさ しょうご 

☆★過敏性腸症候群☆★(IBS = Irritable Bowel Syndrome)とは、主にストレスが原因となって起こる腸が正常に機能しない疾患です。

レントゲンや内視鏡等の検査で見つかる器質的疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病等)と違い、一般的な検査を受けても身体データ的に異常がなく「便秘や下痢などの症状を繰り返す」等の下記のような症状があります。また、過敏性腸症候群は日本人では多くみられる病気で約10%の方が過敏性腸症候群の症状を持っているとも言われており、若い世代にも増えてきている症状です。

 過敏性腸症候群の原因と症状が出やすいとき


原因は色々考えられていますが、まだはっきりと解明されてはいません。過敏性腸症候群の原因として、不規則な生活、精神的な緊張や不安、ストレス等が挙げられます。

中でも身体的・精神的による自律神経のバランスが崩れて起こるストレスは過敏性腸症候群の最大の原因であるとされています。また、過敏性腸症候群は強い緊張やストレスを感じるときに症状が出やすくなります。
 例えば仕事中や会議中、面接中、授業中やテスト中、出社中や登校中などです。
それを裏付ける事例として、仕事や学校が休みの日や、通勤・通学中でも帰社・下校時には症状が出にくいということがあります。ストレスで、一度腹痛を起こし下痢をすると、その次から「ストレスがあるとお腹が痛むのでは」と不安がつのり、気にすればするほど更にストレスとなり下痢や便秘を悪化させる、という悪循環に陥ってしまいます。

その他、腸の動きが過剰になって痙攣し、腹痛や便通異常が起こる腸管運動機能異常、腸にわずかな刺激が加わっても、それを過敏に「痛み」と感じてしまう為に腹痛や便通異常が起こる内臓知覚過敏、急性腸炎後、完全に治りきっていない為、腸炎と似た症状(下痢と腹痛)が起こるとする説(最近こう考える研究者が出てきました)緊張や不安、ストレス等が自律神経を介して腸に伝達され、その結果、腸が過敏になり腹部症状を引き起こす等々の原因が挙げられています。


◎ 治療はどうするの?
この病気に必要なのは、ストレスの悪循環を断ち切ることです。確かに、この病気に悩まされている人にとっては簡単にストレスを解消できるとは限りません。この点は、自覚しておく必要があります。つまり、ストレスと向き合い、生活を見直し、ストレスと上手に付き合っていくことです。
 又、症状も劇的に治まる事は殆どないため、少しずつ気長に治していくことが大切です。「お腹が痛い」とひと口に言っても、程度によってはかなりの痛みや苦しみを伴うストレス性の腹痛です。是非とも食事・トイレ習慣・ストレスとの付き合い方を注意しながら、少しずつ快方へ進んでいって下さい。
もし「出先でお腹が痛くなったら、どうしよう?」と不安に思うのなら、薬による治療もあります。 症状が軽い場合には、下痢止めや便秘解消の薬など、腸の働きを整えるものが主になります。頻繁に下痢や便秘が起こり、外出するのがおっくうになっているのなら、自己判断せずに、医療機関で検査を受けて確かめることが大切です。薬を持っている、という安心感だけでも、ストレス解消になるかもしれません!!
 過敏性腸症候群の専門科は、消化器内科や心療内科です。しかしまずは、普段受診しているかかりつけのお医者さんに相談することをお勧めします。勿論当院でも他に原因となる病気がないかをチェックした上で、過敏性腸症候群かどうかを診断し、処方をしております。症状に応じて、必要なら過敏性腸症候群に詳しい医療機関も紹介致します。
  

TEL 03-3922-8922
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