やすひさ内科クリニック
2007年11月、12月(つき)の健康情報
〜風邪とインフルエンザの違いについて〜

11月。。。『霜月』すっかり寒くなってきました。そろそろインフルエンザの予防接種の時期です。特に小さいお子さんのいらっしゃる御両親は是非受けておいて下さい。


インフルエンザの予防接種は自由診療となっており、各病院ごとに値段設定が違います。

  成人       1回分  2,700円

 小学生以下    1回分  2,300円

 65歳以上の方   1回分   2,200円

:65歳以上の方は練馬区から助成がありますので一般の方と料金が違います。

             院長/安久 昌吾 やすひさ しょうご

 Q.1 「風邪の時に注射をすると早く治る?よく効く?」

A. 1
残念ながら、注射をしたからといって風邪が早く治ることはありません。
一般的に同じお薬で内服薬と注射薬を比較した場合、注射の方が早く効く(作用する)とは言えるかと思いますが、その分効いている時間は短くなります。重症のじんま疹の治療の時などに、注射薬の効果が発揮されるわけです。

風邪の治療は対症療法といって症状を和らげる薬と、ウイルスにより障害を受けた気管支から細菌が侵入して起こる肺炎などの合併症を防ぐための抗生物質が一般的です。これらの薬は内服薬で十分であり、むしろ内服薬の方が種類も多く、治療効果も上と考えられます。風邪で注射を依頼された際、ビタミン剤などを使用することが一般的でしたが、現在ではこのようなビタミン剤の使用は認められておりません。
勿論、抗生物質に限れば、注射薬の方が効力の高い薬が多いと言うことは言えます。ですから、肺炎などを起こした場合、入院して点滴で抗生物質を投与するわけです。
しかし、そのように明らかな細菌感染症で重症の場合を除き、風邪などの外来での治療に関して言えば注射薬の出番はほとんどなく、治療効果・副作用の点からも望ましいことではありません。ですから、時と場合によりけりで、常に注射がいい、よく効くとは言えないのです。また注射をしてもらって元気がでたと言うような場合は、心理的な効果がプラスされているものと思われます。

*基本的な適応
1)重症感染2)脱水3)ぜん息発作4)重症じんま疹

Q.2「汗をかくと熱が下がる?」

A.2
熱を下げるために汗をかかせようと、熱が高い子どもに厚着をさせる方がいます。解熱剤を使った後など、熱が下がるときに汗をかくことは事実ですが、無理に汗をかかせても熱が下がるわけではありません。つらいだけでなく、熱がこもり益々熱が上がったり汗疹の原因になったりします。一方熱がでるとき(特に高い熱)悪寒といって寒がってブルブルと震えることがあります。通常このときには手足も冷たく唇の色も悪くなります。毛布でくるむなどして暖めてあげましょう。1時間位で暑がってきますので今度は冷やしてあげて下さい。

 

項   目

インフルエンザ

か  ぜ

発熱のしかた

急   激

ゆるやか

悪  寒

強   い

軽  い

発熱の程度

高い しばしば39〜40度

あっても37度代が多い

よく見られる症状

全身の痛み(関節痛、筋肉痛等)

鼻づまり・のどの痛み・咳など

鼻・咽頭炎

症状が持続する

初期症状として現れる

抗ウイルス薬

あ   り

な   し

普通のかぜはウイルスやコロナウイルス等の感染により起こります。のどが痛む、鼻がむずむずする、水のような鼻汁が出る、くしゃみや咳が出るなどが中心で、全身症状はあまり見られません。発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはめったにありません。一方、インフルエンザにかかると39℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が強く、あわせて、のどの痛み、鼻汁などの症状も見られます。
更に、気管支炎、肺炎などを併発し、重症化することが多いのもインフルエンザの特徴です。また、流行が始まると、短期間に小児から高齢者まで膨大な数の人を巻き込むという点でも普通のかぜとは異なります。    

することは困難ですが、ダニ抗原の量が少なければ、喘息の発作が起きても症状は軽くて済みます。ウイルス等の感染が関係する場合でも、喘息治療の基本はアレルゲンの除去であることに変わりありません。行っています。

気管支ぜんそくは、アレルギー体質と気管支粘膜のバリア破壊という、2つの側面を持った病気です。ダニのふんや死がいなどによるアレルギー反応だけではぜんそくの症状は起こらず、風邪などを引いて、気管支粘膜の障害が重なった時に初めて症状が出現し『ぜんそく』と診断出来ることもあります。


小児喘息は、大人の喘息と異なり、症状が消失して治癒したように見えること(緩解)が多いのが特徴です。緩解という状態は、破壊された気管支のバリアが回復することであり、アレルギー体質が治ることではありません。緩解した子が風邪を引いたり、煙草の煙を吸って気管支炎を起こして気管支のバリア障害が起きると、ダニなどのアレルゲンが入ってきた時に喘息が再発します。発作が起こるとバリアの破壊がさらに進行してアレルゲンの侵入が加速し、重症化するもとになります。


風邪ウイルスには約200種類あり、特に喘息発作と関連が強いのはライノウイルスという鼻風邪ウイルスです。アレルギーを持たない人はライノウイルスに感染しても喘息は起きませんが、ダニに感作されたアレルギー性鼻炎のある人が同じウイルスに感染した後に、ダニ抗原を吸い込むと喘息発作を起こすことが証明されています。感染に対する有効な治療法はなく風邪を完全に予防は難しいのが現状です。

Q. 風邪やインフルエンザの予防には?

 

*外出時にマスクを着用すること。
*帰宅後の手洗い・うがいを徹底すること。
*室内では加湿器などを使って適度な湿度を保つこと。
*日ごろから疲れをためないよう、たっぷりの睡眠とバランスのよい食事を心がけること。

少しでも疑わしい症状が出たら単なる「かぜ」と思わずに早めに病院へ行きましょう!!!

12月でもインフルエンザ予防接種はまだ間に合います!
料金等、受付にご確認下さい。
10月の健康をひらいて下さい

定期検診の予約はいりません。検査日当日は血液検査があります。朝食を抜き、受診票を持参してご来院下さい。
受付は、今月いっぱいです。お早めに。  
安久 昌吾

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