やすひさ内科クリニック
2005年6月水無月(みなづき)の健康情報
〜梅雨の時期の健康管理とアレルギーについて〜

 

六月は梅雨の季節。。。暦の上では6月11日は入梅(にゅうばい)とされ梅雨に入る日で、立春から数えて127日目の日でこの日から一ヶ月が梅雨の期間とされています。

梅雨が明ければ夏到来!ですが、梅雨の時期は肌寒い日が続き、意外に風邪や体調不良になりやすい時期でもあります。冬中心と思われる肺炎も意外におこるんですよ。

また、気圧の変化、湿気によるカビ、ダニなどで喘息、アトピーなどアレルギーもおこりやすくなります。充分な環境を整えて、梅雨時期を乗り切って下さい。              

               院長/安久 昌吾 やすひさ しょうご

    

 Q.1  喘息(ぜんそく)はどうしておこるの?

A. 答え
なんらかのアレルギーに関する病気を併発する方、潜在的な患者さんは3人に1人とさえ言われています。

原因も、複合的な要因が重なって発症します。複合環境汚染、食品添加物、衛生的な清潔過剰、過度なストレス、、、人間の体は本当にデリケートなのです!!

いろいろな複合的悪条件がそろってしまい喘息及びアレルギーははおこるのですが、まずは環境面から見直してみましょう。
 住宅の向上により、気密性高温多湿の日本の場合、どうしてもカーペットや空気中のダニ、糞、死骸、ホコリなどは悪化因子とされており、なるべく避けるよう、また十分な掃除を心掛けて下さい。(フローリングの方がより良い。)
当然、当事者である患者さんの場合、この知識は良く御存じと思いますが、先日のNHKの『ためしてガッテン』でも放送されたように、掃除機では逆にホコリを掃除機の風が巻きおこし、かえって汚れるという事態もおこっている様です。正しい使い方を知って、より良い環境を作るようご参考にしていただければと思います。


カーペットの場合 
 1)寝る前に カーペットに重曹(重炭酸ナトリウムまたは重炭酸ソーダと呼ばれる)食品添加物(掃除用など)を軽く全体にまき、翌日掃除機をかける。週1回から2回程度。

 2)霧吹きで軽く部屋全体に水をまき、15分ほど時間を置いてから掃除機で掃除するとホコリがあまり立たない。

フローリングの場合

 1)掃除用ワイパーなどでまず、先に床をふき掃除してから、あとで掃除機をかける。(ホコリが舞い上がらない)


 実はあまり知られていないのですが、植物をお部屋に飾っていらっしゃる方。。。 この土の中にダニが湧く場合があるようです。。。
     

     *時々、外に置き、日光に当てる。
     *土ではなく瀬戸物で作られたような土と同じ効果のものを入れる。
    *時々、葉っぱについた見えない虫を除去する為に薄めたお酢で拭く。
     (その際、葉っぱの裏もチェック)


 空気清浄機も時々、チェック & 掃除もまめに!

 ついつい、あると安心していまいますが、有効期限、フィルター掃除も忘れずに!加湿器もまめに水をかえて下さい。


 環境も大切ですが、体内環境も大切!

 季節柄、食中毒も起こりやすく、抵抗力も弱ってきます。日頃の相性の悪い食品は努めて避ける他、ヨーグルトなど乳酸菌を多く取り入れて、腸内の善玉菌を増やすことで予防につながります。(乳製品にアレルギーがある方は避けてください。納豆も発酵食品で体に良いですよ)

 また 乳児をお持ちのお母さんは授乳を通じてお母さんの食べているものが、お子さんの体内にはいるので、なるべく添加物や卵、牛乳などを避けるようにすると安心です。喘息、アトピーの改善は人それぞれなのですが、早ければ乳児期のみ、または10歳頃までに良くなる人が多いようです。

Q. 2 喘息は完治しませんか?

A.答え
 残念ですが完治しません。しかし。。。!!

現代病アレルギー喘息と診断された場合(血液検査でアレルギー陽性反応も含む)もう治らない苦しい呼吸。。。精神的にも辛いですよね。実は私自身も子供のころ小児喘息で辛い経験があります。(それがきっかけで医者をめざしたのですが)

しかし、日常生活を普通に過ごすために、ただ発作など時が過ぎるのを待つのではなく、医学的に対策がいろいろとあるのです。とにかく前向きな気持ちで、アレルギーという友だちと思ってうまくつきあっていきましょう。


特に喘息で苦しんでいらっしゃる方は、適切な薬の使い方を案外知らないようです。
完全に完治しなくても、日常生活で発作をおこさないために、医師にきちんと診てもらい、自己判断せずに薬を併用した生活をおくりましょう。
『薬を使うと喘息が治まってなおった! 薬はやめよう』これが、あとでもっと厳しい状態の気管支炎そして喘息になってしまいます。もともと患者さんの気管支は敏感。今の進歩した薬で常におだやかな気管支を維持するために、飲み続ける必要があるのです。

治療せずそのままにしておく方が多く、実は毎年4000人近くが喘息による窒息死で亡くなっているのです。
発作が少なくても 必ず医師と相談して、減らす方向か相談してください。


また、薬の副作用が心配というご意見もよく伺います。ステロイドが薬のベースですが、今は飲み薬ではなく、吸入ステロイドと言って、吸入して患部に直接届く仕組みになっていて、副作用が大変少ないのです。

                             安久 昌吾

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